簗和生前農林水産大臣の命式を四柱推命で検証|すべて土の命式は見た目ほど強くない

応用編

今日は、少し前に世間を騒がせた、簗和生前農林水産大臣の命式を見ていきたいと思います。なぜ今かといえば、最近、命式を知ったからです。事件自体には興味がなかったのですが、命式を見てびっくり。とても個性的な命式をしていました。

ニュースを騒がせた元大臣の本当のすがた 占いで見えた意外な素顔

これを四柱推命的にどう解釈するかというのは、とても興味深い課題だったので、取り上げてみました。

教授
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すべての柱が土という、なかなか見ない命式です。一緒に読み解いていきましょう。


命式と大運|すべての柱が土の干支

簗和生前農林水産大臣の命式 1979年4月22日生まれ 己未・戊辰・己未

生年月日は1979年4月22日生まれ。生時は不明です。この生時がわからないということが、とても興味深い命式を、さらに感慨深いものにしていると思います。

年柱が己未、月柱が戊辰、日柱が己未という命式になります。ご覧いただければわかるように、すべての柱が土の干支のみで構成されています。

プロも驚く超個性的な運命の持ち主でした

時間の柱次第では、強旺格もあるのかなと思わせるような命式ですが、強旺格が成立する時間帯というのは限られています。今回の事件を振り返ると、強旺格という可能性もゼロではないですが、そうではない、普通命式なのかなと思わせるような部分も多々あります。

大運は6歳立運で、戊辰から出発して、丁卯、丙寅、乙丑、甲子と巡り、現在は癸亥、その次が壬戌という大運になります。

年柱己未、月柱戊辰、日柱己未。すべての柱が土の干支で、生時は不明です。

強旺格については、こちらの記事で詳しく解説しています。
17歳女子高生の強旺格・戊日生まれが持つ強さと人生の羅針盤

教授
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生時がわからないからこそ、いろいろな可能性を考えたくなる命式ですね。


身旺か身弱か|見た目ほど強くない身旺

そこで、まずこの命式の身旺・身弱というものを考えていきたいと思います。私が学んだ理論では、どんな命式も、まず身旺か身弱かという判断をしてから、その命式の解釈を始めていきます。

じゃあ、この命式はどちらかと言われれば、当然、身旺です。ですが、巳午未月生まれの人と比べると、ほぼイコール程度で、めちゃくちゃ強い命式というほどでもないです。

外側の顔はそびえ立つ大きな山 自分を実力以上に大きく強く見せたいタイプ

月の柱に戊がついていますから、自分を実力以上の姿に、大きく見せたいという考え方を持った人だというのはわかりますね。本当は割と優しいタイプなのに、こわもてな面を見せたい、いかつい面を見せたい。そういった願望を持っている命式だと言えます。

身旺ではあるけれど、めちゃくちゃ強い命式というほどではない。月の柱の戊は、自分を大きく見せたいという考え方を表します。

身旺・身弱の判定については、こちらの記事もどうぞ。
身旺・身弱の判定が無料でわかる|四柱推命の最重要ポイントを初心者向け解説

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どんな命式も、まず身旺か身弱かの判断から始めます。


時間の柱で命式が変わる|木局と方合の可能性

そして、時間の柱に何がつくか、とても興味深いところです。私の学んだ流派では、13種類の干支の中から、どれか一つがつくというわけなんですが、時間の柱を推測する前に、大運の方を見ていきたいと思います。

大運の干支を見ていると、第一運の戊辰はまあいいとして、第二運、第三運の丁卯と丙寅は、要は木星の強力な地支が巡っていることになります。

でも中身は意外ともろくてとっても優しい

もし時間の柱に、乙亥という干支がついたら、亥卯未の木局が成立します。そして、寅卯辰と東方合半会が成立し、地支が全部木星に変わってしまうわけですね。土の身旺だったはずが、突然身弱に変わり、お人よしさんの命式に変わってしまいます。

この辺の人間性については、いろいろと考えるところはあるんですが、残念ながら、簗前農林水産大臣の幼少期をご存じの方や、ご本人からお話を聞くということはできません。ですから何とも言えないところですが、時間の干支が亥であれば、そういう極端な命式ということになります。

では、時間の柱に寅や卯がつけばどうかと言われれば、丙寅、丁卯がつくわけですが、これは重ね重ね、寅卯が20年巡るということになります。そして天干に乗る干支も、丙、丁と火の星が乗ることになります。

先ほどと同じで、木星が急激に強くなって身弱に傾く命式になるわけですが、その時は丙、丁がいい働きをしますから、外では幸せそうに、自分の目標に向かって頑張っているよ、というようなことをアピールする姿になります。月柱天干の戊も相まって、丙、丁はそういう日干を助ける作用をしてくれると思います。

ですから、この辺も、内面はどうだったのかというのは、ご本人を間近に見てきた人か、ご本人でないとわからない心の動きだと思います。

時間の柱に乙亥がつけば木局と方合が成立し、土の身旺から身弱へ。時間の柱しだいで、命式の姿が大きく変わります。

方合については、こちらの記事で解説しています。
【四柱推命基礎】方合とは?流派による解釈の違いと力量の正しい理解

教授
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時間の柱ひとつで、ここまで解釈が変わるのが四柱推命の奥深さです。


学歴と外の顔|東大大学院という肩書

経歴を見ると、私立の高校から慶應大学に進まれて、東京大学の大学院を出られたと、プロフィールに紹介がありました。慶應大学卒といえば、一般人の感覚から言えば高学歴に入ると思います。

ですが、わざわざ東京大学の大学院卒という学歴を求めたのか、あるいは別の確たる目標があってその進路を選ばれたのか、それはわからないです。ですが、わざわざ東京大学卒という肩書を手に入れられています。

この辺が、月の柱に戊がつくとか、丙の干支が大運でやってきた、あるいは時間の柱にも同じような干支があった効果、影響なのかなと思います。時間の柱に戊辰がついたとしても、同じような影響を与えると思います。

見た目と中身の大きなギャップ

ですから、外で見せている姿と内面の心の動きというのは、全然違うような気がします。

肩書を手に入れる姿は、月の柱の戊や大運の丙の影響かもしれません。外の顔と内面は別と見ることが大切です。

教授
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外から見える姿だけで、その人のすべてを決めつけないようにしたいですね。


乙丑の大運|政治家デビューと名門の家柄

その辺を踏まえた上で続きを読んでいきたいと思いますが、次は乙丑という干支が巡っています。この丑は、亥子丑という北方合の地支でもあります。ですから、時間の柱に亥なんかがついていたら水の味方をするであろうし、それ以外の干支がついていたら、この丑が土になるのかどうか、何とも言えない、悩ましい地支が巡っているということになります。

天干の乙は、寅卯と巡ってきた木星の強力な地支が去って、天干だけになります。ですから、これは用神なのか悪神なのかと言われれば、用神になることはなかなかないと思います。なぜなら、それまでの第二運、第三運の木星が悪神だったからです。

悪神の寅卯が消えて、乙が天干に出たから、突然悪神から用神になる。そういう大転換があるかと言われれば、四柱推命でそういう例もゼロではないですが、この命式に限り、月の天干に戊がついている以上、乙が用神になることはないです。ですから、この運勢はさほどいいとは言えないです。

ですがこの方は、この期間にどういったご縁をいただいたのかはわかりませんが、政治家としての道を切り開くチャンスを得て、政治家としてデビューされています。

プロフィールを拝見すると、簗という姓は、とても珍しい姓だと思いますが、地元では平安時代の藤原北家、一番主流派と言われていた北姓からの血筋を引く名門と紹介されていました。歴史はそこまで詳しくないのでわからないですが、家系図を平安の時代までさかのぼれる家は、日本広しといえども、そう多くはないと思います。

ですから、もしかしたら地域の発展に貢献された人物を輩出した家柄なのかもわからないです。ただプロフィールを拝見しても、歴代の当主と言われる人が、どういう働き、お仕事をされたかというのは紹介されていませんでした。

そういう古い家柄と聞けば、確かにこの土の塊に見える命式に生まれるのは、そういう歴史を持ったお家なんだなというのがよくわかります。ですが、この土がいい働きをしているかどうかは、時間の干支がわからないと何とも言えないですね。

乙丑の大運はさほどいいとは言えない運勢。それでも、この期間に政治家としてデビューされています。

己の日干については、こちらの記事でも解説しています。
【四柱推命】己(つちのと)徹底解説!隠された才能と注意すべき落とし穴

教授
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運勢が良くない時期でも、ご縁によって道が開けることはあるのですね。


わずか28日の在任期間

わずか28日で辞任 あの強気な発言はなぜ

こういう悩ましい命式をされた大臣が、皆さんご存じだと思いますが、自分を応援しなかった自治体の予算を削ってやった、というような発言をしたとされて、わずか28日の在任期間で辞任。一応、辞表を出したということですから、自主的に辞めたということになっていますが、そういう経歴をつけ加えてしまったということですね。

それまでの経歴は、出世畑というか、順調に政治家としての地固めをされてきた方なんだなとは思いますが、ここへ来て大きなつまずきを経験してしまったということです。

教授
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次の章では、運勢と政治家の出世の関係を見ていきます。


甲子の大運|政治家と運勢の関係

では、乙丑に続く甲子です。二、三年前までが甲子という大運でした。この大運がこの方にとっていいかと言われたら、決していい運ではないです。だけど、政治家としては順調だった。

なぜこのような現象が起きるかといえば、歴代の総理大臣の命式を見ればわかるんですが、政治家のトップ・オブ・ザ・トップの総理大臣でも、そんなに運勢がいい人っていないんですね。本当に珍しいくらいです。

最近では、安倍元総理大臣が、比較的運勢が良かったと言えますね。周りの政治家に比べれば、運勢が良かった記憶があります。現在の高市早苗総理大臣も、半吉半凶で、年運は素晴らしい運勢に巡っていますが、他を圧倒するほどの大吉の大運中というわけではないです。

そもそも政治の世界は運よりも年功序列と身内のタテ社会

その辺を含めると、政治家が出世するかしないかは、衆議院議員であれば400何人という限られた人数の中での運勢の競い合い。そしてその中でも、与党の中での競争です。そして政治家というのは、当選回数がものを言う、どちらかというと年功序列型の縦社会です。

ですから、あまり運勢の影響というのはないんですね。当選回数を重ねれば、それなりにポストが回ってきます。自分の親分がよほど非力でない限り、当選を積み重ねるごとにポストが回ってくる。そういう構造を持った特殊な世界だということを知っておく必要があります。

じゃあ、甲子という大運がどういった影響をこの人に与えたかといえば、甲は年と日の己と妬合します。この妬合の意味は、詳しく話すと長くなるんですが、錯覚とでも言いますか。これも時間の柱によって意味が動いたりするので、何とも言えないんですが、それほど複雑な心の構造をした方だということです。

そして、子の地支。これは見ればわかるように、子辰の水局半会です。もし時間の柱に申なんかがあったら水局します。水局したら、ちょっと危険ですよね。

ですが、この間に順調にキャリアを重ねられて、比例復活など紆余曲折はあったにしろ、代議士としてキャリアを重ねられたということであります。

この方の命式は、時間の柱を推測していくと、本当に時間がいくらあっても足りない。ああじゃないか、こうじゃないか、という話になります。ですが、これ以上長くなりすぎてもいけないので、そろそろまとめに入りたいと思います。

政治家の出世は、運勢よりも当選回数がものを言う世界。甲子の大運では、甲と己の妬合、子辰の水局半会が巡りました。

政治家の命式は、こちらの記事でも取り上げています。
四柱推命が導く:高市早苗総理「必勝総選挙戦略」・運勢と「火星」の法則

教授
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政治の世界は、運勢だけでは測れない特殊な世界なのです。


まとめ|見た目ほど強くない、意外ともろい身旺

簗和生前農林水産大臣の命式を、今日は検証してみました。1979年4月22日生まれ。年柱が己未、月柱が戊辰、日柱が己未という、すべての柱が土の干支で構成された、個性的な命式です。6歳立運で、大運は戊辰から、丁卯、丙寅、乙丑、甲子と巡り、現在は癸亥という運勢に巡っています。

この命式を身旺か身弱かと考えれば、身旺であることには間違いないと思います。ですが、見た目ほど身旺ではないです。比較的もろい身旺です。

外では非常に強い、こわもてな面を見せるタイプですね。自分の本来の姿よりも、自分を山のようにそびえ立つ人物に見せたいという願望を持っている人ではありますが、意外ともろい、お人よしな面も持ち合わせていて、他人を押しのけていくほどのパワーは持っていない方だと思います。

俺様だからではない 身内への過剰なサービス精神が空回りしただけ

ですから、少し前に問題になった発言も、自分を応援してくれる人に対してのご機嫌取り的な意味があったと思います。本当に強い月令の、巳午未月生まれで、さらに火の星がたくさんあって、自分のことしか考えないようなタイプの人物であれば、ああいう発言はしないと思います。もっと俺のために働け、まだ足りない、馬車馬のように働け、というような発言をするタイプになると思います。

自分の力を誇示していると取る方もいますが、誇示するのであれば、あの発言はしなくてもいいわけです。ですから私は、この方は意外と内面が弱い、お人よしな方なんだろうなと思っています。ですから強旺格ではなく、時間の柱もそれ以外の干支で構成されるタイプの方であろうと思っています。

これで終わりじゃない 応援する人がいればこれからも当選のチャンスは十分あり

現在は癸亥の大運です。今後、国会議員として当選を重ねられるかと問われれば、普通命式であれば、なかなか厳しい戦いにはなるが、当選できないとは言わないですね。政治家というのは、本人の運勢だけで当落が決まるわけではないです。この方を支援する人たちが引き続き推せば、同じようなギリギリの戦いになるとしても、国会議員として次の選挙も復帰してくるということはあると思います。

ニュースだけでは分からない 人間って不器用で愛らしい

とても個性的な、四柱推命を勉強する方にとっては解析のしがいのある命式だと思います。私がお話ししたことは、私の学んだ理論に基づく私の解釈です。決して、この解釈がすべて正しいと言うつもりもありません。

皆さんも、この個性的な命式を、さまざまな理論を駆使して解き明かして、どのような人間性の方なのだろうか、今後どのような運勢をたどるのだろうか、ということを考えて研究してみるのも、四柱推命を志す人にとっては良い題材かなと思います。今日はこの辺りにしたいと思います。

  • 年柱己未、月柱戊辰、日柱己未と、すべての柱が土の干支
  • 身旺ではあるが、見た目ほど強くない、比較的もろい身旺
  • 時間の柱によっては木局や方合が成立し、命式の姿が大きく変わる
  • 政治家の出世は、運勢よりも当選回数がものを言う世界
教授
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皆さんも、この個性的な命式をぜひ研究してみてくださいね。

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