今日は松田聖子さんの命式を読んでいきます。世代が近いので、友達が部屋にブロマイドを飾っていたのを覚えています。アイドル全盛期を駆け抜けた松田聖子さんの命式、興味がとてもあると思います。
恋多き女と呼ばれた理由、そして32歳を境に変わった運勢の流れを、命式から読み解いていきます。

華やかな前半と、苦労の多い後半。大運の流れがとてもはっきり表れている命式です。
松田聖子さんの命式|1962年3月10日生まれ

生年月日は1962年3月10日です。生時はネット情報で出しました。
命式は、年柱が壬寅、月柱が癸卯、日柱が丁未、時柱は己酉になりますが、時差を考慮すると戊申が時柱になります。
大運は2歳立運の逆行運で、癸卯・壬寅・辛丑・庚子・己亥・戊戌・丁酉・丙申・乙未と巡り、現在は丙申の大運中です。
丁の日干で、天干に壬・癸が並ぶ命式です。この壬・癸が、命式を難しくしています。

時柱は時差を考えると戊申になります。生時の扱いひとつで命式が変わるので、ここは丁寧に見ています。
第一印象|恋多き女、身旺の丁日干
この命式を見て、第一印象は恋多き女という印象を持たざるを得ません。丁の日干で卯月生まれですから、身弱ではなく、身旺と言っていいでしょう。
分類するとしたら、寅・卯・未が木、丁・未が火、戊・未が土、癸が水、申だけ金というふうに分けると思います。私が学んだ流派独自の分類だろうと思います。
この分類法を習得できれば、身旺・身弱の判断精度が飛躍的に高まると思います。
丁日干・卯月で身旺。そして恋多き女が、この命式の第一印象です。

分類の仕方ひとつで、身旺・身弱の判断はぐっと正確になります。
この命式ならではの理論|未の扱い
少し理論的な話をすると、一番問題になるのが未の扱いです。私の流派では、未は火であり土になります。ですから、丁の通根であり、時柱の戊の通根ということになります。
月令の卯と未で卯未半会になります。未は木でもあり、土でもある。木局だから戊とは通根できないのではというご意見もあると思いますが、私が学んだ流派の理論では、この命式に限り、戊も未に通根します。
この命式の用神は、丁の身旺ということですから、庚が用神になります。ただ、この命式をとても難しい命式にしているのは、壬・癸が天干に出ていることです。
未は火であり土。用神は庚。そして天干の壬・癸がこの命式の難しさです。

未は一つの十二支でいろいろな顔を持つ、扱いの難しい星です。詳しくはまたいつかお話ししますね。
恋多き女性と呼ばれた理由|身旺の個性
丁という日干は、官星である壬・癸の忌神を非常に嫌います。男性とご縁が深く、素敵な男性と巡り合うことにはなっているのですが、結婚したいと思っても、なかなかうまくいかない。もっと素敵な男性が突然現れて、心を奪っていく、という形が多いのでしょうね。
芸能界という華やかな世界ですから、一般の女性に比べてはるかに多くの出会いやお誘いがあったと思います。
男性とご縁が多い一番のポイントは、身旺です。自分の考えに非常に忠実なのが身旺の特徴です。昨日まで好きだった人より、今日出会った人が素敵に見えた時、前の人への罪悪感と新しい出会いへのときめきは、全く別回路なんですね。
常に新しい恋に積極的に動ける。それが、丁日干・卯月生まれで通根も備え、寅まで持っているという意味です。だから恋多き女と呼ばれた時期もあったのでしょう。
身旺は自分の気持ちに忠実。だから新しい恋に迷わず進めるのです。

罪悪感とときめきが別回路。身旺の方の恋愛観を、とてもよく表している言葉だと思います。
32歳からの転機|晦火運とキャリアの陰り
大運を見ると、32歳の庚子までが、四柱推命的には良い時期でした。庚が用神で、庚が申に通根して良い時期なのですが、このタイプの命式は良いことと悪いことが代わる代わる起きるのが特徴です。出会いと別れを繰り返すのも、その個性に沿った流れだったと思います。
最も大事なのは、その後の己亥・戊戌という運勢です。これは晦火の運勢に入るわけです。30代から50代に晦火運になると、人生で多くの困難を経験することになります。
人気商売ですから、人気に陰りが出やすい時期です。ヒットすると思った曲が、思ったよりヒットしない。コアなファンはずっと応援してくれても、新しいファンが増えていかないという意味になります。
歌番組が減り、露出も減って、軸足をテレビから他へ移したのかなと思います。一般の方から見れば華やかな人生だったと思いますが、この20年は、松田聖子さんの心の中に、幸せという二文字はなかったのかなと思います。
庚子までは用神の良い時期。その後の己亥・戊戌は晦火の運勢で、人気に陰りが出やすい20年でした。

外から見える華やかさと、ご本人の心の中は、必ずしも同じではないんですね。
苦しい時期|丁酉の大運
続く丁酉の大運も、半吉半凶です。どこまで行っても恋多き女。比劫という星が、人生に落とし穴を用意することになります。
自分と同じ丁が天干に現れ、酉が卯と冲を起こします。人間関係に複雑な関係性を生み出すのではないかと思います。
ただ、日支に未がついているので、なんとか心を整えることができるのかなと思います。それでも、非常に苦しい時期だったのでしょう。
32歳を境に、希望が通る華やかな人生から、悩みを抱える時間の多い30年へと変わっていきました。

日支の未が、苦しい時期の支えになってくれています。命式の中に救いの星があるのは大切なことです。
現在の運勢|丙申の大運
現在は丙申運です。この運勢も、決していい運勢とは言えません。
地支に申が来て、家庭内は思ったより居心地が良かったかもしれません。ですが、天干に来る丙は、自分の希望とは違う世界を見ることになると思います。
どんな世界を見るかは十人十色ですから、今何を希望されているのか、どうなりたいのかをヒアリングする必要があります。残念ながら松田聖子さんを個人的に存じ上げないので、芸能人の方の鑑定は、どうしてもざっくりとしたお話になります。
丙申運は家庭は穏やかでも、希望とは違う世界を見る運勢です。

本当の鑑定は、ご本人のお話を聞いてこそ。芸能人の命式は、あくまで命式から見える大きな流れです。
まとめ
松田聖子さん、同世代のアイドルでした。1962年3月10日生まれ、命式は壬寅・癸卯・丁未・戊申(時柱はネット情報)、現在は丙申の大運中です。
- 丁日干・卯月の身旺。自分の気持ちに忠実で、恋多き女と呼ばれた
- 用神は庚。天干の壬・癸が命式を難しくしている
- 32歳の庚子までは希望に満ちた前半
- その後は晦火運から始まる、悩みの大きい30年
現在の丙申運も大吉運とは言えませんが、試練を乗り越えてきた松田聖子さん、今後は人生の総決算の時期に巡ると思います。一番の心配は、孤独にならないようにしてほしいということです。

長い試練を乗り越えてきた方です。これからの人生が、穏やかで温かいものであってほしいと思います。
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