
これから四柱推命を学びたいと考えている方向けの記事です。初心者が最初に迷うのは、どの先生についたらいいか、どの流派に入門したらいいかということだと思います。多くの方が、何を基準にして選んだらいいのか分からないと思います。
そこで今回は、どの流派がいいか悩んでいる方向けに、私が考える学ぶべきでない流派・先生の3つの基準をお伝えしたいと思います。
相談者が笑顔で前を向ける鑑定をしよう

私たちが占いを使う目的は、相談者の「可能性」を広げること。相談者を不安にさせたり、行動を制限したりする理論を教える流派は避けましょう。
相談者を不幸にしてしまう「3つのNG流派」

- ①【混乱】別の占いの用語(異常干支)を混ぜる
- ②【束縛】「空亡」で20年間の行動を縛る
- ③【強制】「海外へ行け」と無理な移動を強要する
【基準①】異常干支を四柱推命の用語として解説している

1つ目は、異常干支を、四柱推命の用語として解説・採用している流派・先生には学ばない方がいいと思います。
多くの先生が異常干支について詳しく解説していますが、私が学んだ流派、および歴史のある流派では、異常干支というものを採用していません。最近解説される先生が増えてきましたが、もともと異常干支というのは算命学の理論であり、呼び方です。
算命学と四柱推命は、まったく別の理論体系で構成された占術なので、用語だけを引用して、その意味を四柱推命に当てはめるようなことをしても、正しい鑑定はできないと思います。ですから、異常干支をあたかも四柱推命の用語として解説している先生・流派には入門しない方が安心なのかなと思います。
誤解のないようにお伝えしますが、異常干支自体を否定するわけではありません。算命学を学ぶなら、異常干支はしっかり学ぶべきだと思います。ですが、四柱推命を学びたいと言うのであれば、異常干支という用語はないんです。
泰山流もそうです。透派もそうです。安田流、自然派四柱推命を学ぶ人たちも、異常干支という単語を口にしているのを、今のところ聞いたことがないので、否定的なのかなと思っています。
別の占いの用語(異常干支など)を混ぜずに、純粋な四柱推命を教えてくれる流派を選びましょう。ブレない知識が、確かな安心を作ります。
【基準②】空亡を過度に重要視している

次に2番目として、空亡を過度に重要視している先生です。
空亡については、東洋占術全般において採用される、とても重要な用語であり概念です。ですが、四柱推命のように命術といわれる長いスパンを占う占術において、空亡というのは20年間という時間を縛ることになります。
そのような20年という時を、空亡という用語一つで「新しいことをしてはいけない」とか「何々してはいけない」というような、人生の言動・行動を縛るような鑑定というのは当たらないですし、鑑定を受けた人を不幸にすると思います。
空亡だから子供を生んではいけないとか——そういう解釈をされて子供を諦めるようなご夫婦が出てきたら、それはそのご夫婦の人生にマイナスの影響を強く与えることになります。
空亡は天中殺や大殺界など、いろいろな占術で呼び方は変われど、概念自体はあります。また、卜占と呼ばれる、その瞬間の吉凶を占う占術においては、非常に重要視される理論です。ですが、だからといって四柱推命に取り入れていい、採用していいということはないです。
「空亡だから新しい事をするな」と人生の魅力的な時期を奪う流派はNG。十分な準備があれば、いつでも運命は切り拓けます。
【基準③】「生まれた土地を離れれば開運する」と決めつける

そして3番目というのが、生まれた土地を離れた方が開運しますよ、というような決めつけの解釈をする先生です。こういう理論を持っている流派は学ばない方がいいと思います。
その根拠となっている理論は、生まれた土地を離れる、外地で運勢を開くという理論が、滴天髄だったか、窮通宝鑑だったかにあるそうです。ですが、その理論の真の意味というのは、外地・外の土地というのは大運のことなんです。
大運が自分を助ける用神の運に巡ったら開運しますよ、という意味なんですね。物理的に生まれた土地を離れて、東京生まれなら大阪に引っ越すのか——「海外へ行ったら運勢が開きます」なんて言い方をしているような理論も聞いたことがあります。
海外に行って、それだけで何の努力もなしに開運する、そんな都合の良い話はどこにもないです。命式の身旺・身弱を判断せず、行動範囲が広いか狭いか、その人としての個性を判断せずに、「海外行ったら開運しますよ」なんて無責任な鑑定をするような講座は辞めといた方がいいのかなと思います。
「海外や遠くへ行かないと開運しない」と個性を無視して決めつける流派はNG。相談者が今いる場所で咲ける方法を探しましょう。
相談者の可能性を広げる流派を選ぼう

多くの先生が様々な理論を捉えて四柱推命を広く深めてくれていますが、私の目から見てこの理論はよろしくないですよ、というだけのことです。これから四柱推命を学ぼうとする方々に、一つの意見として届くことを願っています。
- 悲しい占い:不安を煽る/行動を制限する/無理を強要する
- 幸せな占い:安心感を与える/背中を押す/努力をサポートする
占いは、相談者の努力を応援する最高のサポーター

占術というのは、可能性を広げて、相談者が望む姿になれる可能性が少しでも高くなるようなアドバイスをするものが、占術の役目だと思っています。反対に言えば、可能性が低い時期なら、その時期にやるべき適切な努力をサポートするのも占いの役目です。
自分の運命に合わない努力は、なかなかはかどらないこともあります。それを知った上で努力を継続してもらえるならば、運命を切り拓くことができると思います。ダメなのは途中で投げ出すこと——投げ出さないようにサポートするのが占いだと思います。
運命に縛り付けるのではなく、望む未来へ一緒に歩む。相談者の人生を全力で応援できる、そんな素敵な占い師になれる学び舎を選びましょう。
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