
四柱推命の合と並んで、運命を読み解くうえで非常に重要な作用が冲(ちゅう)です。
冲は「反発・攻撃する・仲良く出来ない」という意味を持ち、命式や大運に冲の関係があると、そこで何らかの強い変化が起きるサインになります。
この記事では、冲の種類・基本ルール・作用の判断方法について、わかりやすく解説します。
- 「合」と並んで運命を読み解く重要なバロメーター
- 命式に潜む6つの反発サイン「六冲」
- 冲の基本ルールは「勝敗」がはっきり決まること
- 例外ルール:土同士の冲は勝負がつかない
- 日干の味方「用神」が負けると不利な状況に
- 悪さをする「忌神」が負けると最高のハッピー期へ
- 原命式では「月令」が最強の攻撃手になる
- どこが冲されるかよりも「味方がやられていないか」を見る
- 日支が冲されると夫妻宮が揺さぶられる
- トラブルの規模は「ふたりの元の相性」で大きく変わる
- 大運で巡ってくる冲は10年間にわたり強烈に作用する
- 最高の大逆転:巡ってきた味方が長年の敵を倒す時
- 忌神が弱まることで訪れる飛躍のチャンス
- 冲は強力なサイン。でも運命は全体のバランスで決まる
- 鑑定のご案内
- 四柱推命を学ぶ
- 入会のご案内
「合」と並んで運命を読み解く重要なバロメーター

四柱推命において、合(ごう)と冲(ちゅう)は命式を読み解くうえで最も重要な二大作用です。
冲の意味・作用を理解することは、命式を読み解くうえでとても重要な知識・判断材料になります。
命式に潜む6つの反発サイン「六冲」

冲には6つの種類があります。「陸冲」または「六冲」と呼びます。
- 子と午(ねとうま)の冲
- 丑と未(うしとひつじ)の冲
- 寅と申(とらとさる)の冲
- 卯と酉(うとり)の冲
- 辰と戌(たつといぬ)の冲
- 巳と亥(みとい)の冲
冲の基本ルールは「勝敗」がはっきり決まること

冲の最大の特徴は、勝敗がはっきり決まる作用があることです。
負けた方は存在が消えてなくなるわけではありませんが、その影響力が極端に弱くなるという意味を持ちます。
冲=どちらかが負けて力を失う作用です、だからこそ誰が負けるかが重要になります。
例外ルール:土同士の冲は勝負がつかない

唯一の例外として、土同士の冲(丑と未、辰と戌)は勝負がつきません。
冲の意味である「反発する・攻撃し合う」という意味は含みますが、土同士ですからどのような命式・運勢であっても引き分けになります。
土同士の冲:がっぷり四つに組んで動かないイメージ、他の冲と異なる別の意味を含むのはこの土同士の冲だけです。
日干の味方「用神」が負けると不利な状況に

冲によって力を失った十二支が、命式中の用神(日干の味方)であれば、その人はその運気の中で非常に不利な立場に立つことになります。
- 目下の者・部下が失敗をするかもしれない
- 自分の仕事に悩みを持ち込まれて大きく心を消耗する
- (年齢・立場・性別によって悩みの種類は変わる)
悪さをする「忌神」が負けると最高のハッピー期へ

反対に、冲によって力を失った十二支が忌神(悪さをする星)であれば、その運気の中でその方はとてもハッピーな運気になります。
- 努力したことが報われやすくなる
- 想定以上の結果を得ることができる
- 男女問わず、良い縁・出会いに恵まれる
原命式では「月令」が最強の攻撃手になる

原命式の中で最も重要なのは、月柱の十二支が冲の関係を持つ相手です。
月令(月柱の十二支)は最も強い力を持っています。その月令が日干の敵(忌神・悪神)であることが多いため、
年柱・時柱の十二支が冲されると→月令(最強)から攻撃されて大きな被害を受けやすい。 反対に、年柱・時柱の十二支が用神なら→月令に攻撃されてもダメージを受けにくい。
どこが冲されるかよりも「味方がやられていないか」を見る

冲の判断で最も重要なのは、「どの柱が冲されるか」ではなく「自分の味方(用神)が冲されるかどうか」という視点です。
年柱が冲されるから・日柱が冲されるから、という観点より、その冲によって用神が弱まるかどうかを最初に確認します。
「自分の味方(用神)が中されるかどうか」が最も重要な視点
日支が冲されると夫妻宮が揺さぶられる

日支(日柱の十二支)は夫妻宮ととる理論があります。日支が冲されると夫妻宮が揺さぶられるため、
- 夫婦関係にすれ違いが入りやすくなる
- 誤解が生じやすい
ただし、この冲については必ずそうとるわけではありません。月柱と時柱の両方からサンドイッチされて冲される命式であれば、その作用を強く見ます。
トラブルの規模は「ふたりの元の相性」で大きく変わる

日支(夫妻宮)が冲されたとき、どのような現象が起きるかはその夫婦の相性によって大きく変わります。
- 相性が良い夫婦:少し波風が立つ程度で収まることが多い
- 相性が悪い夫婦:些細なことで取り返しのつかない大問題に発展することもある
冲は強力な作用ではありますが、二人の関係を決定づけるほどの作用は持ちません。あくまでも命式全体のバランスと相性の上で判断します。
大運で巡ってくる冲は10年間にわたり強烈に作用する

原命式の中にある冲よりも、大運(10年ごとに巡る運気の流れ)で巡ってくる冲は、10年間にわたって強烈に作用します。
大運に来た十二支が冲をするとき、最初に確認すべきことはその十二支が用神か忌神かという点です。
大運の冲が来たら「その巡ってきた星が味方(用神)か敵(忌神)か」を最初に判断すること。これが大運における冲の最大の判断基準です。
最高の大逆転:巡ってきた味方が長年の敵を倒す時

もし大運で巡ってきた十二支が用神(味方)として働き、原命式にあった忌神(長年の敵)を冲するなら——
それは長年苦しめられてきた忌神を弱めてくれる大逆転の運気です。
- 若い女性なら素晴らしい縁に恵まれるチャンス
- 仕事に邁進している中年男性なら出世のチャンス
- 起業して会社を経営している方なら業績を飛躍的に伸ばすチャンス
忌神が弱まることで訪れる飛躍のチャンス

忌神が弱まることで、それまで押さえ込まれていた用神のエネルギーが解放されます。
ただし、この判断はほかの要素も組み合わせて総合的に行う必要があります。冲の作用だけで断定することはせず、大運全体の流れの中でどのような現象が起きやすいかを読み解くことが大切です。
冲は強力なサイン。でも運命は全体のバランスで決まる

冲は四柱推命の中でも大きな影響を与える作用ですが、それ単体で運命のすべてが決まるわけではありません。
冲の判断で押さえるべき2つのポイント: ①その冲によって用神が弱まるか・忌神が弱まるか ②原命式か大運か(大運の冲は10年間持続する)
命式全体のバランスと大運の流れを合わせて読むことで、冲が「吉の変化」か「凶の変化」かを正しく読み解くことができます。
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