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四柱推命の流派が乱立する理由|透派・泰山流・高木乗流の違いとは
四柱推命は数多くの流派が乱立していて流派毎に特徴的な解釈があります。
代表的なのは「泰山流」「高木乗流」「透派」「武田考玄流」「安田流」「小山内流」などですが
日本で広く知られている流派について系譜等を私の知る限りお話したいと思います。

私は泰山流の流れを汲む身なのでその立場からの解説と成りますが、もし初心者にどの流派を学べば良いですか?と聞かれれば選択肢は泰山流だけと答えます。
泰山流
透派(佐藤六竜)
武田考玄流
小山内流
高木乗流
安田靖流
三木照山流
自然派四柱推命(浅野太志)
大乗流(亀石厓風)
鳥海流(鳥海伯萃)
宮越流(みやこししょうご)
台湾式四柱推命
中国式四柱推命
韓国式四柱推命

文中敬称略
1. 泰山流(たいざんりゅう)
泰山流は、京都の阿部泰山が窮通宝鑑(きゅうつうほうかん)を始め
滴天髄(てきてんずい)等の原書を研究して確立した理論を基にしているので
「泰山流」と呼ばれています。
関西で四柱推命と言えば泰山流と言われ有名、自称泰山流も含め名乗る人が多い流派です
泰山流の高弟は直門印可と共に「泰」の字を入れた占名を許されています。
特に有名なのが見上槐山、伊藤泰苑、梅川泰司、関谷泰史、緒方泰州ですが
他にも「泰」を許された先生が幾人か居る様です。
※見上槐山に「泰」の字が無いのはあまりにも出来過ぎて破門されたからと言う説も有ります。
その他多くのお弟子さんを輩出している流派だと思います。
泰山流は阿部泰山以降は各高弟や門下生が泰山流を広めましたが
その理論は統一されたもので無く自称泰山流の教室もあり講座毎に違うと考えて下さい。
- 特徴
- 身旺身弱の判断から用神を導き出す「十干観法」を取入れている
- 鑑定に「格局法」「神殺」「十二運」「空亡」を使用しない
- 原命式の解釈を重要視して大運年運から受ける影響も考慮する
- 五行バランスを取る事より用神と悪神の力量を重視する
- 天干地支の役割を明確して運勢に与える影響を計る
※以上が私が学んだ泰山流の特徴ですが、「泰」の字を頂いた方の流れを汲んでいても重要視する理論、解釈は様々であり同じでは有りません。
※同じ様に阿部泰山を源流とする四柱推命ですがそれぞれ全く別の理論だと思います。

2. 高木乗流(たかぎじょうりゅう)
高木乗流は西の泰山流、東の高木乗流と言われて関東で有名な流派です、
お弟子さんも関東に多かったようです。

現在は初代から高木乗の名前を受け継いだ2代目が立っている様です
最大の特徴は大運立運の取り方が独特な点です、多くの流派が大運立運が
8歳運なら8歳・18歳・28歳と第2運以降は10年を加算して行きます
高木乗流は8歳・16歳・24歳と最初の立運数を足し算して行きます
隆盛を誇った流派ですが2代目高木乗以降どの様に継承されているのか詳しいことは不明です、
高木乗流を名乗る方とネット上で会ったことが有るので継承されている様です。
3 安田靖流(やすだりゅう)
安田流は高木乗(初代)のお弟子さんだった安田晴が起こした流派です
2代目高木乗と袂を分って新に流派を興した様です。
「安田流五行推命学」および「研究会」として継承されていますが高木乗流と同じく
五行図を重要視する理論と聞いています
4 武田考玄流(たけだこうげんりゅう)
武田考玄流は鑑定家と言うより四柱推命研究家として色が濃く「日本命理学会」
という形で受け継がれて現在はお弟子さんたちが業績を引き継いでいる様です
「滴天髄」の翻訳(解釈)本が有名と聞いています

5. 小山内流(小山内彰)
小山内彰は武田考玄流の出身ですが独自の理論を展開していると思います、
五行と通変を重視して、十二運、神殺、調候、格局は必要無いとする理論の様です、
小山内彰が天文学に通じている事も有り暦も独自の解釈をされて居ると思います
主に時柱が影響を受けると思いますが真太陽時という表現法で生時に補正が入ります、
多くの流派明石市の標準時を採用すると思います中には時差を考慮して
修正する流派も有ります。

真太陽時は時差で修正を掛けるのでなく生地の真南に太陽が来た時を正午とする計算方法です。
6. 透派(とおるは)佐藤六竜
文中敬称略
透派は台湾の張耀文(張 明澄)が研究した成果を佐藤六竜が日本に紹介する形で
始まった流派です
佐藤六竜は出版関係の仕事をしていた事も有り四柱推命に限らず紫微斗数や
断易に関する著作を多数世に送り出しています、
張耀文口述、佐藤文栞(六竜)訣の形で共著もあります
日干の強さを数値化する手法が有る等の初学の方でも理解しやすい理論体系を
持っていて多くの人が学ぶ流派だと思います。
勉強時代に透派を学んだ方が入門してきて数年程机を並べましたが
「群式」を用いて法人を占う手法もあると教えて呉れました。
7三木照山流
大学の教授だった初代三木照山が四柱推命を研究して興した流派、
初代の後を奥様が2代目三木照山として活動されていましたが先年亡くなられたそうです。
京都を中心に活動されて居たので関西にお弟子さんが多く、
理論的背景は泰山流を基礎としていますが独自の研究結果も多く反映されている様です。

著書の「四柱推命の完全独習」は非常に有名です、初心者が四柱推命の用語を覚えるのにお勧めの書籍だと思います。
高い文章力で読み易くまとめられて全くの初心者さんも数回通読すれば
四柱推命の基礎から全体像まである程度把握出来ると思います。
勉強時代に三木照山流の師範免状を頂いて占名を授かった人と暫く
ご一緒しましたが勉強熱心な方でした。

8大乗流(亀石厓風)
この流派もお弟子さんが後を守っている様です、特徴としては昭和、平成の頃から
通信教育に力を入れていて全国各地にお弟子さんが居る様です。
勉強時代に大乗流を名乗る方と半月ほど机を並べましたがすぐに退会され台湾の流派を学ばれた様です。
9鳥海流
四柱推命は算命学から派生した占術という説を提唱しています、
命式も三柱を持って占いますから時柱と言う要素を最初から考慮しない考え方です。
算命学の影響が強いので神殺、十二運、空亡も重要な要素として使い干支番号を
六十干支に割り振っています
10みやこし流
関西方面に存在していた流派です、神殺を重視した理論だったようですが
現在どの様に継承されているのか不明です。

理論は神殺を使った鑑定を得意として最盛期はかなりのお弟子さんが居たと聞いています。

11自然派四柱推命
自然派四柱推命とは
浅野太志(あさのふとし)氏によって提唱されている四柱推命理論
木・火・土・金・水の五行バランス全体で命式を読む四柱推命の流派、1つの通変星だけで性格を決めつける鑑定を否定し、命式全体の五行の流れから「どうすれば運が開くか」という解決策を導くことを最重視する。空亡(天中殺)の過度な強調や、人の可能性を制限する鑑定も「本来の四柱推命ではない」と明確に批判、四柱推命を恐怖や決めつけのツールではなくより良い人生を創るための自然哲学として位置づけている。

詳しい理論は勉強していませんが先日、YouTubeに対談動画がアップされていました、聞く限り泰山流の影響も受けている(取り入れている)様に思いました。
12台湾式、中国式、韓国式
四柱推命は日本だけの占術でなく台湾、中国、韓国でも人気です、
韓国では「四柱」とか「八字」と呼ばれて盛んだと聞いています。
韓国は新暦と旧暦が存在するので四柱推命で占う時は新暦の生年月日生時を使う事に成ります。
台湾では「子平」とか「八字」呼ばれている様です、台北に「占い街」もあって
観光客は日本語で対応して貰えるようです。

大乗流の方も台湾に足繫く通われて台湾式四柱推命を勉強されたと聞いています
中国式なら盲派が有名と聞きますが基本理論は同じでも詳細は不明です。
四柱推命の流派はどれがおすすめ?優劣と選び方を解説
四柱推命の流派は私が知る限りでも多数存在します、これから四柱推命を勉強したい方々は
結局どの流派が優れているのか知りたいと思うはずです。
この問いに答えるにはすべての流派を兼学して最低でも師範クラスの免状を
習得した人なら理論的背景を踏まえた上で答えられると思います。
四柱推命の学びにどれだけ時間を掛けられるか人それぞれですが限りあります。
どの流派の書籍とか先生にご縁を得て学ぶかはその方の「運」です、仏教に「縁なき衆生は度し難し」と言う言葉も有ります。
四柱推命の学びに当て嵌めれば、自分が望む理論を教えて呉れる先生が居ても
「ご縁」が無ければ学ぶことは出来ないと言うことです。
勉強時代の先輩、同期、後輩になる方々の中にも他流派を数年、10年と学んだ末に
ここに辿り着いたと言われる人も相当数いました。

みんな「理論を置き換えるのが大変だった」と良く言っていました、
他流派で学んだ知識が邪魔をして新しい理論が素直に受け入れられなかったみたいです。
私は泰山流の流れを汲む先生から四柱推命を最大限の時間を費やして学べました、
楽しい時間でしたが10年以上毎月に数回大阪まで通うのは相当な労力でした。
お陰様で最近は理論を自分なりに工夫して応用出来る様になったのはすべて先生の教えと同時期に学んだ方々と交流できたからです。
私もこれから四柱推命を学ぶ人、既に学んでいる人を応援しています。
「ご縁」が有った先生を信じて学び続け自分の人生を豊かにして欲しいです。
四柱推命の主要12流派まとめ|初心者のための流派一覧比較
日本の四柱推命には多様な流派が存在しそれぞれ独自の特徴を持っています。
広く知られている流派に「泰山流」「高木乗流」「透派」「武田考玄流」「安田流」「小山内流」などが挙げられます。

文中敬称略
1. 泰山流(たいざんりゅう)
- 創始者と系譜: 京都の阿部泰山が『窮通宝鑑』『滴天髄』などの原書を研究し確立、特に関西で非常に有名
- 特徴:
- 身旺身弱の判断から用神を導く「十干観法」を取り入れる
- 「格局法」「神殺」「十二運」「空亡」は使用しない
- 原命式(八字)の解釈を重要視し、用神と悪神の力量を重視する
- 阿部泰山以降、理論は統一されておらず、個々の門下によって異なる
- 著名な門下生: 直門印可を得た高弟には「泰」の字を含む占名(例:梅川泰司、伊藤泰苑など)が許されている
2. 高木乗流(たかぎじょうりゅう)
- 特徴: 「西の泰山流、東の高木乗流」と言われ関東で有名
- 独特な点: 大運の立運の取り方が独特、一般的な流派が8歳、18歳、28歳と10年加算に対し高木乗流は8歳、16歳、24歳と最初の立運数を足していく方法
(例:8歳運なら 8 + 8 = 16歳、16 + 8 = 24歳)と取る - 現状: 現在は二代目が継承
3. 安田靖流(やすだりゅう)
- 系譜: 初代高木乗の弟子だった安田晴が起こした流派
- 特徴: 「安田流五行推命学」として継承され、高木乗流と同様に五行図を重要視する理論
4. 武田考玄流(たけだこうげんりゅう)
- 特徴: 鑑定家というより四柱推命研究家としての色が濃い「日本命理学会」として継承
- 功績: 『滴天髄』の翻訳(解釈)本が有名
5. 小山内流(おさないりゅう)
- 系譜: 高木乗流の流れを汲むが、独自の理論を展開
- 特徴:
- 五行と通変を重視し、十二運、神殺、調候、格局は不必要とする
- 天文学に通じており、真太陽時の考え方を取り入れ、生時に独自の補正を行う(生地の真南に太陽が来た時を正午とする計算)
6. 透派(とおるは)
- 系譜: 台湾の張耀文(張 明澄)の研究成果を佐藤六竜が日本に紹介し始まった
- 特徴:
- 日干の強さを数値化する手法など、初学者にも理解しやすい理論体系を持つ
- 佐藤六竜により著作が多く世に出されている
- 「群式」を用いて法人を占う手法も存在する

7. 三木照山流
- 創始者: 初代三木照山(大学教授)が研究し興した
- 特徴: 理論的な背景は泰山流を基礎とするが、独自の研究結果も反映
- 功績: 著書『四柱推命の完全独習』は、四柱推命の用語や全体像を学ぶ初心者にお勧めの書籍として非常に有名
8. 自然派四柱推命
- 創始者: 浅野太志氏
- 特徴: 理論的な背景は泰山流の影響を受けているが、五行のバランスを重視する
- 主な著書(総和社)
- 四柱推命完全マニュアル
- 四柱推命の占い方
- 四柱推命の景色
- 四柱推命人間学
- タロット占い完全マニュアル
その他の流派・潮流
| 流派・潮流 | 特徴 |
|---|---|
| 大乗流(亀石厓風) | 昭和・平成の頃から通信教育に力を入れ、全国に門下生が多い |
| 鳥海流(鳥海伯萃) | 四柱推命は算命学から派生したと提唱、命式を三柱で占い、神殺、十二運、空亡も使用。干支番号を割り振る |
| 宮越流(みやこししょうご) | 関西方面に存在。神殺を重視した理論だったが、現在の継承状況は不明 |
| 台湾式・中国式・韓国式 | 日本以外の東アジア諸国でも広く使われる(台湾:子平・八字、韓国:四柱・八字)基本理論は共通するが、鑑定での重視点に差異がある 韓国では新暦を使用 |
四柱推命の学びについて
- どの流派が優れているか?この問いの回答は本物の「泰山流」
- 自称泰山流も多数有り本物の泰山流を学びたくても「運」と「ご縁」が不可欠
仏教の「縁なき衆生は度し難し」の通り、ご縁がなければ学ぶことは難しい - 他流派から転向した学習者は「理論の置き換えが大変」だと感じる例が多い
- 「ご縁」のあった先生を信じて学び続け、自分の人生を豊かにすることが大切
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四柱推命大学が継承する泰山流の系譜と独自理論について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
▶ 泰山流四柱推命とは|阿部泰山から緒方泰州へ受け継がれた正統理論を徹底解説
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