PR

戊(つちのえ)の結論:5つの核心的特徴

十干十二支
記事内に広告が含まれています。

四柱推命独学で学んで来て習得が難しいと感じている方、
他講座を最後まで受講しても鑑定力に不安を持っていませんか?

命式解読の鍵は用神取用法をマスターすることです、
用神選定が的確なら吉運と悪運を判断できます。

鑑定に不安を感じるのは理論を連携させるコツを知らないからです
体系的に理論を使うには日常会話に変換できるレベルの解像度が求められます

私は四柱推命教授師範免状を10年以上の月日を費やして取得後、後進の指導と
鑑定をしてきて半数以上の生徒がプロデビューしています。

プロとして活動しながら学び続けている生徒さんも居ます、
本ブログでは基礎理論の解説と実践例および四柱推命習得のコツを発信しています。

記事内容は市販されている書籍や原書にも記載がない理論もあり、
宿題リストの回答から理論の背景を探ることも出来ます。

子育てが一段落した今こそ本格的な理論を習得し第二のキャリアを築くチャンスです。
お子様やお孫様の隠れた才能や適性を見抜き最良の道しるべを与えられます。

教授
教授

プロデビューすれば、ありがとうと言葉を贈られる副業を通じて満足感と
経済的なゆとりを同時に手に入れられます。


🌕結論(要点5つ)

  • 戊は「大地・山」を象徴し安定・包容・持久力のエネルギーを持つ
  • 現実的で堅実な思考を持ち信頼を重んじるが、変化にはやや鈍感
  • 戊の強弱や季節によって「理想的な戊」と「頑固な戊」に分かれる
  • 水星との関係が鍵であり柔軟さと潤いを得ることで真価を発揮する
  • 戊日の命式は「モノを育てられる力」が開運の鍵となる

動画で学びたい人はボタンをクリックして下さい。


🌳十干「戊(つちのえ)」とは

十干は陰陽五行(木・火・土・金・水)に「陽」と「陰」があることで成り立っています。
「戊(つちのえ)」は五行のうち「土」の陽にあたる存在で、
自然界では「山」「大地」「高原」など、どっしりと動かない土を意味します。

五行の中心に位置し、動かず安定している性質があり
「変化が少ない」「安定している」「動じにくい」といった特徴をもち、
土は中心を意味し、他の五行をつなぐ「調整・安定の役割」を果たします。

戊の人は、表面的には穏やかで落ち着いて見えますが、内側には強固な信念があり、
一度決めたことは容易に曲げません。

教授
教授

他人に流されにくく自分のペースを貫くタイプです。

■1. 戊の性格【長所と短所を徹底解説】

戊の性格は「安定・誠実・信頼・継続力」が挙げられますが
反面「変化を嫌う」「頑固」「柔軟性に欠ける」といった評価もされます。

教授
教授

長所と短所は表裏一体どちらを見せるか用神の有無次第です

戊の人は身旺(身強)なら感情よりも「事実」や「実績」を重視して、
感情的な判断ではなく「何が現実的に正しいか」を基準に動くため、
周囲からは「頼れる」「穏やか」「真面目な人」と評価されます。

目標を実現するために長期的な努力を続けるタイプです。
目標達成に向けて地道に歩みを進める、いわば“山登り型”の努力家といえます。

戊の長所4選

1. 信念を持って物事に取り組むことができる

命式上に通根があって身旺(身強)など、土の気がしっかりしていると「自分の意見に自信がある」「不動の山」のように軸がぶれない姿になります。 

2. リーダーシップがある

信念があるため周囲を引っ張る力があって特徴は「俺に付いて来い」タイプのリーダーになり
良き参謀に恵まれるとより大きな成果を上げることができます。

教授
教授

戊の真のリーダーシップとは「信念を持ちながらも、人の意見を取り入れられる柔軟な山」になること

3. 物事を客観的に見て冷静に行動できる

命式に用神を備えていて運勢も良好だと物事の本質を見抜いて客観的な視点で行動を起こして失敗を恐れず前進できる。

4. 組織やチームの中で協調性を持って働ける

「協調性を持って働く」が重要なキーワードですが、信念やリーダーシップを持ちながらも、人の意見を聞く柔軟さを持つためには潤いが有ることが重要です。
潤いがあれば自分の意見を押し付けず人の意見を吸い上げ最終判断できます。

   

戊の短所3選

1. 意固地で自分の意見を曲げない

長所である「信念」過剰に働くと短所になって「自分の意見が絶対に正しい」と思い込んでしまい自分の発言が「正しいかどうか」より「尊重されるべき」と言い出して他人の意見を軽視する傾向が出てしまう

2. 自己中心的でコミュニケーションに難を生じやすい 

戊が潤いを失うと他人の意見を聞かず会話や協力関係が成立しなくなり「自己中」「人の話を聞かない」と判断されてしまうが根底には「意固地さ」や「信念の強さ」があります。

3. 意見の違う人を受け入れず攻撃してしまうことがある

潤いを失うと「頑固」と「意固地」が顔をだすがもっと戊が乾く「排除・攻撃性」を持ってしまう、攻撃の形は環境・年齢・立場によって異なり学生時代なら暴力沙汰も否定できず社会人なら職場トラブルや言葉の衝突が頻発して社会的信用を失います

教授
教授

戊の短所は長所の裏返し「信念」や「強さ」が「頑固さ」「攻撃性」に変わる瞬間を自覚できるかが大切になる

 



■2. 戊の多面性とエネルギーの五行バランス

戊は「陽の土」つまり動じない大地であり山岳です。
「山」はどの方向から見ても同じ山だが見る角度によって印象が変わり、静岡県側から見る富士山も山梨県側から見る富士山も同じ「富士山」だが角度・距離・立場によって見え方が違います。

教授
教授

戊も同様に長所として評価されるか短所として見られるか見る側(立場)によって変わる

戊の性質は良い悪い、吉凶はなく個性の使い方・表れ方・バランスで結果が変わります。
信念が強ければリーダーと呼ばれ、行き過ぎれば独裁者と非難されます、 冷静さがあれば賢者と称えられますが感情を欠けば無機質で冷徹な人です。

💡 ここが四柱推命の醍醐味
同じ「戊」でも命式構造・通根・季節・周囲との関係で解釈が変化する 
「同じ富士山でも見る方向で風景が変わる」のと同じように 
戊も角度によって印象がまったく違ってくる

◎戊にとって理想的なバランス

  • 火(丙・丁) → 土を温め、活力を与える
  • 金(庚・辛) → 土に実りをもたらす
  • 水(壬・癸) → 土を潤し柔軟さを与える
  • 木(甲・乙) → 土を吸い上げるため過剰だと土が痩せる

戊の命式で重要なのは硬すぎず・柔らかすぎず・潤いのある土であること、
水気と火の温もりのどちらを必要とするか通根の強さで変化します。

■3. 戊と十二支・季節との関係

四柱推命では同じ戊でも生まれた季節や支により性格や運勢の傾向が大きく変わります。

🌸春(寅・卯・辰)

寅月の戊は雪解けの大地、季節は春に成ってもまだまだ寒く太陽が強く照らしてくれることを切望します、卯月はだんだんに暖かくなりモノを育てられる時期です。
辰月は桜も咲く月です、戊の強さを正確に判断する必要が有ります。

☀️夏(巳・午・未)

夏の戊は乾燥した大地、用神が完備すればエネルギッシュで行動的になり積極性とリーダーシップも備えていて実行力抜群な人に成ります。
用神が不足すれば情熱が独り善がりになって独断的・強権的になりやすく冷静さを失ってしまう。

🍂秋(申・酉・戌)

秋の戊は収穫を支える大地で実務能力が高く新しいスタートを切ることが得意ですが継続力に問題を抱える事が多く成ります。
実務的な計画を立てることが大切なポイントです。

❄️冬(亥・子・丑)

冬の戊は凍てついた土、冷たく硬く、外からの刺激に敏感に反応してナイーブで警戒心が強く計画性はあるが実行力が乏しく成ります。
温かみが不足するのでフレンドリーな交流が苦手になるので火(丙・丁)で心を温めると開運する。

■4. 戊と他の十干との相性

◎相生関係(エネルギーが循環する)

  • 丙(火)→戊(土)を生む: 丙は太陽、山を照らし戊を育てる理想的な相性になりえる
  • 戊(土)→庚(金)を生む: 戊が金属を産み実務的で堅実な組み合わせに成ることが有る

✕相剋関係(エネルギーがぶつかる)

  • 甲(木)→戊(土)を剋す: 木が根を張ることは吉凶両面をもっている
  • 戊(土)→壬(水)を剋す: 潤いは戊にとって必要に成ることが多い

💧最重要関係:戊と癸(水)

この関係は干合する十干ですから良い意味はすくないが身旺(身強)の戊にとって潤いは必要不可欠です。
命式中に水星が有るなら壬の方が戊にとって満足の行く結果に繋がります。


■5. 戊の仕事運・適職

戊の人は「信頼」「安定」「継続」を軸とする職業に向きます。
一朝一夕で成果が出る仕事よりも、長期的に積み上げる分野で力を発揮します。

◎適職例

  • 経営者・管理職・不動産業・建設・公務員・研究職・教育者・司法関係
  • 組織の中心でまとめる立場、または基盤を築くような創業社長

△注意職種

  • 常に変化が求められる職種(トレンド業界・芸能・営業の飛び込みなど)
  • 感情的な対応が必要な職種ではストレスを抱えやすい

戊の人は、一度腰を据えた分野で継続的に努力を重ねると必ず成功を掴みます。
ただし「自分のやり方」に固執しすぎないようにすることが成長の鍵です。


■6. 戊の人間関係と恋愛傾向

戊の男性は十干の中で庚と並んで最もモテる星のひつつです、条件を満たせば恋愛ハンターに成ることもあります。
誠実・真面目に相手に尽くしますが裏切りは許さない側面を持ちます。

協調性を意識すると戊の本質「支える」「安定させる」を活かす事が出来ます、自分の軸を保ちながらも他者を包み込む柔軟さを備えれば社会生活で他社の意見に耳を傾けることができます。 

他人の意見を吸収できる戊は、最強のリーダーになれますが聞く姿勢がなければ孤立や対立を招き混乱と対立のタネを蒔いてしまいます。

教授
教授

戊が恋愛・人間関係でうまくいくためには「感情を言葉で伝える努力」や「柔軟に相手の変化を受け入れる姿勢」が大切です。

■7. 戊の開運法・成長のポイント

戊は「動かない山」ですが、人生においては柔軟な山になることが求められます。

◎開運のヒント

  1. 柔軟さを意識する
    柔軟性と協調性を意識して自分の意見を貫きながらも、人の意見に耳を傾けること
  2. 水を取り入れる
    水の象意「学び・優しさ・癒し・親切心・思いやり」を生活に取り入れると心が潤う
  3. 信頼できる仲間を持つ。
    戊の強さが「意固地・自己中心・排他性に転じると人間関係で孤立しやすくなります
  4. 計画的に挑戦する。
    命式の構造によっては短絡的な思考になりやすいので計画性が大切
  5. 自然との調和を大切に。
    戊の強さによるが用神が備わっていれば協調性が育まれる

🌾まとめ

は山・大地を象徴する十干の中でも最も安定感のある存在です。
そのエネルギーは包容力に富み他者を支え、長く物事を続ける力を持ちます。

教授
教授

柔軟性を失うと頑固な山・閉ざされた土になり変化を拒み、発展を止めてしまう危険もあります

戊が開運するためには「水の潤い(感情・共感・柔軟性)」と「火の温もり(情熱・理想)」を得て、 硬すぎず柔らかすぎない“しなやかな大地”になることが重要です。

  • 戊は「山」=安定・信念・中心
  • 通根があると強い信念が活きる
  • 長所:信念・冷静さ・協調的リーダーシップ
  • 短所:意固地・自己中・攻撃性
  • 見方次第で評価が変わる「多面性をもつ」
  • 成熟した戊は「信念×柔軟性×協調性」を兼ね備えた大地の象徴

コメント