四柱推命を独学で学んで来て習得が難しいと感じている方、
他講座を最後まで受講しても鑑定力に不安を持っていませんか?
命式解読の鍵は用神取用法をマスターすることです、
用神選定が的確なら吉運と悪運を判断できます。
鑑定に不安を感じるのは理論を連携させるコツを知らないからです
体系的に理論を使うには日常会話に変換できるレベルの解像度が求められます
私は四柱推命教授師範免状を10年以上の月日を費やして取得後、後進の指導と
鑑定をしてきて半数以上の生徒がプロデビューしています。
プロとして活動しながら学び続けている生徒さんも居ます、
本ブログでは基礎理論の解説と実践例および四柱推命習得のコツを発信しています。
記事内容は市販されている書籍や原書にも記載がない理論もあり、
宿題リストの回答から理論の背景を探ることも出来ます。
子育てが一段落した今こそ本格的な理論を習得し第二のキャリアを築くチャンスです。
お子様やお孫様の隠れた才能や適性を見抜き最良の道しるべを与えられます。

プロデビューすれば、ありがとうと言葉を贈られる副業を通じて満足感と
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比肩の要点3選
- 比肩は「日干と同じ干支」が命式内に存在することを示す星であり吉凶はない
- 比肩の性格的特徴は、独立心・自我・競争心の強さとして表れることがある
- 比肩の良し悪し(吉凶)は命式全体の構造・配合によって決まる
四柱推命を学ぶ人の中で通変星という言葉を知らない人は居ませんが、
たくさんある用語の中でかなり重要な用語とされています。

私が学んだ四柱推命の通変星が示す意味は十干の分類項目と成っています
動画で学びたい人はボタンをクリックして下さい。
比肩は「日干と同じ干支」があることを示し吉凶は無い
比肩は、通変星の中でも「自分と同質の存在」を意味します。
命式内に日干(自分自身)と同じ五行・陰陽を持つ干支がもう一つ存在することで
「比肩」が成立します。
比肩自体には善悪や吉凶の判断は存在せず「命式の構成要素」を示す記号のような存在です。
通変星は「日干が他の干支とどのように関係するか」を分類するための道具であり、
比肩単体で吉凶を断じることはできません。
比肩がどういった働きをするかは命式の構造によります


自分の人生にいい影響を与えるかどうかはまた別のお話です
比肩は独立心・自我・競争心といった性格的特徴を表すことがある
比肩を持つ人は独立心が強いとか負けず嫌いとかそういった傾向があるのは確かですが
必ずある訳でもなく、大事なのは原命式が身旺なのか身弱なのか判断できることです
悪い面を見せれば自己主張が強すぎて周りから浮いてしまう、周りの意見を無視して自分の意見を
押し通そうとします。
「負けず嫌い」「競争心が強すぎる」「独りよがり」といった形で表れ、
調和を乱す原因にもなります。
良い方向に評価されれば自立心が強く、自分の意見や判断基準があると言われます
「自分の力で人生を切り開く」「他人に依存しない」「意思を明確に持つ」といった姿勢が明確でリーダーシップの発揮や自己確立に繋がります。
比肩は「自分軸を持つ力」と「他者と折り合う力」のバランスを問う星です。
原命式が身旺なら比肩は悪神に成ることが多く身弱なら用神に成ることが有ります
悪神に成れば比肩の特徴が悪く評価されて人間性に問題ある人になり、
用神になら個性が良い方向に捉えられて人気者に成れます
独立心が強く自分の意見を持っているを解説
自分の意志を周りに伝えていきたいという気持ちがあるということです、
人に頼らず自分の力で人生を切り開いていこう、自分の力を社会で発揮していきたい心があるから独立心が強いということになります。
良い方向性の具体例を挙げるなら
レストランで何を食べたいかなって選ぶ時、あれこれ迷ってなかなか決められない人もいますが
比肩があれば「これを食べたい」意見をしっかり持っていて、メニューを決めるのが早いです。
「自分の意見」が有るを言い換えると判断の基準を持っているということです、
好き嫌いが強いのかも知れませんが判断基準があるということは迷うことが少ないですよね。

悪い方向性に出た具体例
競争心が悪い方向に出ると些細なことにとらわれて身長が1cm高い低いとか言い争って、
1cm負けて悔しいからシークレットブーツ履いて5cm背を高くしてやりました、
私の方が背が高いんですと主張して譲らない・・・と成ります
些細なことに競争心を持ち込んで勝とうとする、相手を言い負かすことに執着する
目的が言い争いに勝つことに成ってしまいます、決して人間関係にプラスにならないですが
そういった要素も持ち込んでいくのが比肩の特徴です。
アクシデントが起きた時にどう行動するか決めるのが性格です、
性格を決めるのが命式の中にある八個の干支構成になります。
性格の特徴を通変星で分類しているが通変星の正体であり、比肩は日干と同じ干支がもう一つありますというサインを出してくれてるわけです。
比肩の吉凶は命式全体のバランスで決まる
比肩が良い働きをするか、悪い働きをするかは命式の全体構造によって異なります。

日干が弱い人に比肩が加わると自信や行動力を補う良い作用をもたらします
もともと強い日干に比肩が重なると過剰な自我や孤立を生む可能性があります
比肩は人間関係にも影響を与え、「頼れる仲間・共同経営者」として力を合わせるか、
「対立・分裂」を招くかで人生の方向が変わります。
比肩は日干の力を「補助するのか」「暴走させるのか」を決める要因であり、その判断には命式全体の読解が必要です。
比肩に吉凶はないです個性・特徴を言い表しているだけです、
特徴は背が高いとか太っているとか足が速いとか顔がイケメンと言う類です
容姿に出ればイケメンとか反対の表現法に成り人生に影響を与えます。
四柱推命理論の基礎を学ぶ時に留意すべきは通変星で吉凶が決まることは無く通変星に最初から吉凶が決まっていないということです。
吉凶を判断するために四柱八字に八つの干支が付いて命式を構成しています、通変星1個だけ取り出して吉凶を判断することはないです。
🔻まとめ
比肩は「自分と同質のエネルギー」を象徴する通変星であり独立心や自我の強さを示します
その存在自体には吉凶はなく命式全体との関係性によって良い作用にも悪い作用にも変化します。
良い働きをすれば「自分の力を発揮し、信頼されるリーダー」となり、
悪い方向に働けば「頑固で人を遠ざける存在」となるだけです。

結局のところ、比肩の性質をどう活かすかは、日干=その人自身の心の使い方にかかっています。



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