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四柱推命の基礎【印綬の新解釈】核心的特徴3選からみる作用の判断法

通変星
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教授
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印綬の要点【3選】

  1. 印綬の基本的な意味と吉作用
     印綬は日干を生じて応援する星で、目上の引き立てや生きた知恵を授けてくれる穏やかな力を持ち、日干が弱いときに良い作用をして学びや支援を通じて成長を助ける。
  2. 印綬の凶作用とその影響
     印綬が悪く働くと自分の考えに固執して他人の意見を受け入れなくなり、組織の調和を乱す・孤立するなどの傾向が出る。
    知恵が悪い方向に使われ、結果的に自分を傷つけることになる。
  3. 通変星の位置づけと印綬の判断方法
     通変星は十干十二支の補助的な分類であり吉凶を直接決めるものではない。印綬の良し悪しは、命式全体のバランスと日干との関係性から総合的に判断する必要がある。

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 目上の引き立てと生きた知恵(吉の作用)の詳細解説

印綬(いんじゅ)は、自分を生じて応援してくれる通変星であり、その作用は「比較的穏やか」で「ゆっくり応援してくれる」特徴があります。これが吉に作用する時の中心的なテーマは、目上の引き立て社会で役立つ生きた知恵を得ることです。

良い人間関係の象徴

目上の引き立て

  • 社会的優位性: 人生において目上の引き立てや可愛がられることは、生きやすさに直結します。
    • 会社組織: 上司に目をかけられ、出世や重要な機会を得やすくなります。
    • 独立事業: 自分の会社より大きな会社の社長に見込まれ、仕事を回してもらえるなどビジネスチャンスが拡大します。
教授
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前提条件: 目上に可愛がられるためには、本人が優秀で能力があり、仕事をこなすことができる能力があることが前提となります

太鼓持ちが上手なだけでは長続きしません。

生きた知恵

  • Win-Winの関係構築: 生きた知恵とは他人にへつらうのではなく、相手の欲しい情報や技術的確に提供できる能力を指します。
    「自分も潤いながら相手にも利益をもたらせる」というWin-Winの関係を構築できます。
  • 人間関係の円滑化: 対等な部分を残しながら目上に対して礼儀を尽くすことができるため、人間関係が円滑になります。
  • コミュニケーション能力: 相手がどのようなレベルの仕事を求めているかを正確に把握する能力(情報交換能力)は、この生きた知恵と直結するコミュニケーション能力から生まれます。

発揮される条件

印綬が良い働きをするのは日干(自分自身)が比較的弱い時(身弱)の時、「応援団」として機能して引き立ての力や知恵を活かして自分をスキルアップしていくことになります。

印綬は「生きた知恵」を授け、社会的成熟を促す星といえます。

自己中心的な頑固さと孤立(凶の作用)の詳細解説

印綬が悪い働きをする場合、その「知恵」や「思考力」が自己中心的な方向に傾いてしまいます。

教授
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印綬が凶作用を示すと「頑固」「自己正当化」「社会常識が通じない」といった形で現れます

作用の概要

印綬の「自分を生じる」という力が悪い方向に働くと、それは「自分の考えに賛成してくれる人」という形ではなく、「自分の心の中の天邪鬼」を強化する形で作用します。

これにより、社会生活を困難にする要因となります。

自己中心的な頑固さ

  • 信念の暴走: 凶の作用は「自分は正しい周りの人の意見は全て間違っている」という考え方からスタートします。これは自分本位の頑固な性格につながり、社会常識が通じなくなります。
  • 組織の統制を乱す: 組織の一員として統制を乱すような言動をとるようになり、出世争いから脱落、目上の引き立ても得られず組織からはみ出すことになります。
  • 間違った強さ: 自分に信念を持ち「こうあるべきだ」と行動する強さは良い面もありますが、印綬が凶に働く場合その強さは間違った方向に発揮されることが多い。

孤独の招来と知恵の悪用

  • 孤立: 自分のためを思ってくれるアドバイスを敵視するようになり、人間関係を壊し、孤立します。孤独には弱い人間だけでなく、「強すぎる人間」が陥る孤独もあります。
  • お山の大将: 「自分は正しい」という思い込みからお山の大将になってしまい、誰もついてこず、何も生み出さない寂しい人生になってしまう可能性があります。
  • 知恵の悪用と自滅: 悪い方向に働く印綬は、その知恵を他人を陥れる方向(悪口を言うなど)に使おうとします。この知恵は「我が身を滅ぼす方向」に働き、他人を傷つけようとして掘った落とし穴に自分自身が落ち込んでしまうのが最終結末です。
教授
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孤独は知識や理屈に偏り、感情や現実とのバランスを失ったときに起こりやすいです。

四柱推命における通変星の役割の詳細解説

通変星の目的と位置づけ

  • 理論体系の整理: 通変星という分類方法がなければ、四柱推命は「もっと難解で理解のしがたい理論体系」になっていました。通変星は理論を整理し分類するために非常に役立っツールです。

十干十二支と通変星の関係

  • 付属品としての役割: 通変星は、十干十二支で構成される命式を理解するための「付属品」という位置づけです。
  • 吉凶決定権の否定: 通変星は十干十二支を差し置いて吉凶を決定するような強い意味・強い影響力を持つことはありません。通変星が影響力を持つことは無くあくまで命式を分析するための指標です。

鑑定における判断の構造

  • 複合的な推測: 四柱推命の鑑定では、以下の要素を複合的に考慮して結果を推測します。
    1. 通変星の立ち位置(印綬)
    2. その位置に当たる十干本来の意味
    3. それらが日干に与える影響
  • 「生じる力」の必要性の判断: 印綬が「生じる」力は、日干の状況によって作用が異なります。常に素直に伸びるように生じるとは限らず、日干によってはその力が必要でない場合もあり「猛暑の続く中に降る雨」のように恵みの雨となるか命式の気候・環境(季節や五行バランス)によって異なります。
教授
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 最終的に印綬が良い働きをするのか、悪い働きをするのかは命式全体を見てから判断するしかありません。

 究極のまとめ:四柱推命における印綬(いんじゅ)の深層

印綬の基本概念と作用


分類
詳細
位置づけ通変星の一つ、日干(自分自身)を生じて応援してくれる位置にある十干
作用の性質比較的穏やかで、ゆっくりと力を与えてくれる
吉凶判断通変星の名前だけで吉凶は決まらない、命式全体と日干の強弱によって吉作用と凶作用のどちらになるかが決定される

印綬が吉の作用をする時(日干が比較的弱い時)

特徴詳細な解説
1. 目上の引き立て人生において上司、師匠、先輩などの目上の人から目をかけられ、可愛がられるという恩恵を受ける。会社では出世の機会を得やすく、事業では大きな企業の社長に見込まれるなど、社会的・経済的なチャンスに恵まれる
2. 生きた知恵東大に行けるような学問的な知恵ではなく、社会生活を円滑に進めるための実用的な知恵(生きた知恵)が与えられる
3. Win-Winの関係構築他人に媚びへつらうのではなく、相手が真に求める情報・技術を適切に提供する能力を持つ、自分と相手の両方が利益を得る(Win-Win)健全で長期的な関係を構築できる
4. コミュニケーション能力相手の求める仕事のレベルやニーズを的確に把握できる高い情報交換能力、すなわちコミュニケーション能力が備わっている、目上に対しては礼儀を尽くしながらも、対等な関係性を保てる
5. 生き方目上の引き立てを受け、その知恵や力を活かして自分自身もスキルアップし、目上を後押しできるような力を提供しながら生きていく姿が理想とされる

印綬が凶の作用をする時(日干が比較的強い時など)

特徴詳細な解説
1. 自己中心的な頑固さ自分を生じる力が悪い方向に作用し、「自分は正しい周りの人の意見は全て間違っている」という極端な天邪鬼(あまのじゃく)的な思考が生まれる、これがすべての悪い作用のスタートラインとなる
2. 組織からの孤立自分本位の考え方から組織の統制を乱す言動をとり、社会常識の通じない頑固な性格になる
その結果、目上の引き立てを受けられず、組織からはみ出し、人間関係を壊して孤立に至る
3. 孤独の招来自分のためを思ってくれる周囲のアドバイスを敵視し結果的に人間関係を失う、この孤独は「強い、強すぎる人間」が陥る深刻な孤独である
4. 知恵の悪用と自滅悪意ある知恵(他人を陥れる、悪口を言うなど)を使おうとするが、その知恵は他人を傷つける方向には動かず最終的なゴールは、自分が掘った落とし穴に自分が落ち込むという、我が身を滅ぼす形で発揮される
5. お山の大将化誰もついてこない状況で「自分は正しい」と思い込むお山の大将になってしまい、結果として何も生み出さない、寂しい人生を送ることになる。

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